簡単に白くなるって本当?歯のマニキュアを使ったホワイトニングとは

歯のマニキュアは、手軽に歯を白くできる商品です。

歯のマニキュアは、手軽にできる便利な方法ですが、その一方で、色ムラができたり歯に汚れが付きやすくなるなどのデメリットも存在します。

特徴をよく理解した上で、使用する事が大切です。

今回は、歯のマニキュアとはどのような物なのか特徴・施術方法・デメリットについて詳しく解説します。

 歯のマニキュアとは

「歯のマニキュア」とは、爪にマニキュアを塗るように、歯面に専用の塗料を塗って、一時的に歯を白くする物です。

歯のマニュキアは歯質自体を白くする訳では無く、厳密には「歯のホワイトニング」ではありません。

歯質自体を白くするのは、歯科医院で行う「過酸化水素」を使ったホワイトニングですので、一般的なホワイトニングとは全く違うものになります。

 歯のマニキュアはこんなケースに便利!

歯のマニキュアが効果的なのは、次のようなケースです。

過酸化水素を使ったホワイトニングで効果が見込めない場合、歯のマニュキアを塗ることで、手軽に白い歯にする事ができます。

  • ホワイトニング効果がない歯を白くしたい
  • ホワイトニングを行ってはいけない人が歯を白くしたい
  • 手軽に早く白くしたい

ホワイトニング効果がない歯を白くしたい

ホワイトニングをしても効果がない歯に対しては歯のマニキュアは有効です。

神経の無い歯、銀歯や差し歯などの人工歯は、過酸化水素を使ったホワイトニングを行っても白くなりません。

歯のマニキュアであれば、これらの歯を一時的に白くできます。

 ホワイトニングを行ってはいけない人が歯を白くしたい

妊娠中の方15歳未満の方、過酸化水素の分解ができない無カタラーゼ症の方などは、ホワイトニングは行ってはいけません。

歯のマニキュアは、身体に影響を受けないので、このような方でも使用する事ができます。

 どうしても手軽に早く白くしたい

結婚式や入社式・卒業式など、「どうしてもその日だけ歯を白くして、印象を良くしたい」というイベントがある場合に便利です。

市販されているものを使えば、当日の朝でも間に合わせる事ができます。

歯のマニキュアを塗る方法

歯のマニキュアの使用は大きく分けて2種類の方法があります。

  1. 市販のマニキュアを購入して自分で行う
  2. 歯科医院で施術を受ける

それぞれ特徴を解説します。

市販のマニキュアを購入して自分で行う方法

歯のマニキュアは、ドラッグストアやネットショッピングで簡単に購入する事ができます。

相場価格は、1500円〜3000円程度で比較的安価です。

爪に塗るマニキュアと同じように、簡単に塗る事ができますが、効果の持続時間は短く、半日〜1日程度で塗料が落ちてきてしまいます

歯磨きで簡単に塗料を落とす事ができる製品が多いですが、落としたく無い時も落ちてきてしまう事があるので、注意が必要です。

ムラ無く綺麗に塗るのには、テクニックが必要です。

 歯科医院で施術を受ける方法

歯科医院でも、歯のマニキュアの施術を受ける事ができます。

ホワイトコートと言われる方法です。

市販の歯のマニキュアとは塗料の種類が少し異なり、歯の表面に光で固まるプラスチック材をコーティングするものです。

相場価格は、1万円〜5万円程度と、少し高額になります。

市販のマニキュアよりも長持ちさせる事ができ、効果の持続期間は1〜3ヶ月程度です。

落とす時には、もう1度受診をする必要があります。

ホワイトコートは、歯の表面のエナメル質への負担が大きいので、おすすめしていない歯科医院もあります。

同様の価格帯で、歯のホワイトニングを受ける事ができます。

ホワイトニング効果が見込める場合には、ホワイトニングの方が良い仕上がりになります。

歯のマニキュアのデメリット

歯のマニキュアは、安価で手軽に歯を白くする事ができる方法ですが、デメリットも多く存在します。これらデメリットを踏まえた上で、施術を検討するようにしましょう。

色ムラが出やすい

市販のマニキュアは、塗るのが難しく、手先の器用さ・テクニックを必要とします。

色がムラになりやすく、ムラができると、かえって歯が汚く見えてしまう事があります。

落とし残すと汚れが付きやすい

落とし残しがあると、歯の表面に凹凸ができてしまい、汚れが付きやすくなります。市販のマニキュア、歯科医院のホワイトコート、両方に言えます。

特にホワイトコートは自然に剥がれ落ちることはなく、1~3ヶ月たったら落としてもらう必要があります。

唇や歯ぐきに付いてしまうと落とすのが大変

市販のマニキュアは塗るのが難しいので、処置をしていると唇や歯ぐきに塗料が付いてしまう事があります。

唇や歯ぐきに付いてしまうと、乾くのを待ってから、爪などでそっと取り除くようにします。

唇や歯ぐきを傷つけないよう注意が必要です。

また、歯ぐきに塗料が付着したままになると、周辺の汚れが溜まりやすくなり、歯周病の原因になる事もあります。

噛み合わせ面や歯と歯の間には塗れない

歯のマニキュアは、歯の表面にしか塗れません

噛み合わせ面や、歯と歯の間には塗れませんが、歯の色は目立つ場所ではないので、塗らなくても十分です。

仮に塗ってしまうと、噛み合わせに問題が出る事や、落としにくくなる事があるので、注意が必要です。

人工的な色の白さ

天然の歯は透明感がありますが、歯のマニキュアでは、透明感を出す事はできません。

そのため、のっぺりとした人工的な白さになりがちです。

天然の歯に近いような美しさを求める場合には、歯のマニキュアはおすすめできません。

 まとめ

最後に、歯のマニュキアについて要点をまとめていきます。

【歯のマニキュアが便利なケース】

  • 神経が無い歯や・人工歯などホワイトニング効果が無い歯を白くしたい
  • 妊婦や15歳未満の方・無カタラーゼ症などホワイトニングができない人が白くしたいケース
  • 結婚式や入社式など、どうしてもその日だけ手軽に早く白くしたいケース

 

【 歯にマニキュアを塗る2つの方法】

  • 市販のマニキュアを購入して自分で行う
  • 歯科医院で施術を受ける方法

安く済ませるのであれば市販のマニキュア、仕上がりを良くするのであれば歯科医院で施術を受ける方法がおすすめです。

 

【歯のマニキュアのデメリット】

  • 色ムラが出やすい
  • 落とし残すと汚れが付きやすい
  • 唇や歯ぐきに付いてしまうと落とすのが大変
  • 噛み合わせ面や歯と歯の間には塗れない
  • 人工的な色の白さ

 

歯のマニュキアは、過酸化水素を使ったホワイトニングが行えない、または効果が見込めないケースに有効な施術方法です。

しかし、多くのデメリットがありますので、「どうしても急いで白くしたい!」という場合を除いては、安易に行うのはおすすめできません。

特に自分で塗布する場合、うまく塗れない事も多く、思うような仕上がりにならない場合も多いようです。

歯のマニキュアを行う場合には、デメリットをよく理解した上で行うようにしましょう。

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