【あなたは大丈夫?】歯が変色する原因と対処方法を解説!

歯が黄ばんでいると、口元が汚く見えてしまうなど、見た目に悪影響があります。

歯の変色を改善するためには、原因に応じた対処をすることが必要です。

では、歯の変色には、どのような原因が考えられるのでしょうか?

今回は、歯の変色の原因と対処方法について解説します。

歯の変色の原因

歯の変色の原因は大きく分けると、歯の内側から起こる「内因性の変色」と、着色など歯の表面で起こる「外因性の変色」があります。

変色の原因を分類すると次のようになります。

【内因性の変色】

  • 加齢によるもの
  • 神経で死んでしまった歯
  • テトラサイクリン歯

【外因性の変色】

  • 飲食物による着色
  • 詰め物や被せ物の変色
  • 虫歯の進行による変色

内因性の変色の原因と対処法

歯の内側から起こる変色には、次の3つの原因が考えられます。それぞれの対処方法と合わせて解説します。

加齢によるもの

歯も歳をとります。エナメル質の下にある象牙質は、淡いクリーム色をしていますが、加齢により新陳代謝が低下すると、徐々に濃い黄色になってきます。

エナメル質は、透明感のある組織なので、象牙質の色が透けて見えるため、象牙質の色が濃くなると、歯が黄ばんで見えるようになります。

ホワイトニングで、歯を白くすることができます。

神経が死んでしまった歯

大きな虫歯で歯の神経を抜く治療を行った場合や、外傷などで歯の神経が死んでしまった場合、歯は内側から変色を起こします。

歯の神経を抜くと、神経と同時に歯の内部の毛細血管も取り除くことになります。

歯に栄養が行き渡らなくなるため、象牙質内のコラーゲンが劣化し、黒ずみを起こします。

また、外傷で歯の神経が死んでしまった場合には、歯の内部の神経や血管が損傷し壊死を起こして、象牙質の組織に壊死組織が入り込み、変色を起こします。

神経が死んでしまった歯は、ホワイトニングをしても白くなりません歯の内側に薬剤を入れて、歯を白くするウォーキングブリーチが効果的です。

ウォーキングブリーチとは

ウォーキングブリーチとは、歯の神経があった内部に、漂白薬剤を詰めて蓋をし、内側から歯を白くする方法です。

漂白薬剤は、決められた期間ごとに数回取り替える必要があります。

高い漂白効果がありますが、歯が変色してから長期間経過してしまっている場合には、十分な効果が出ないことがあります。

また、歯が脆くなっている場合には、破折するリスクがあるので、初めから被せ物をする方が良い場合もあります。

テトラサイクリン歯

生まれつきの歯の変色です。

永久歯の形成時期である出生直後から8歳くらいまでの間に、テトラサイクリン系抗生物質を服用することで起こる生まれつきの歯の変色です。体内に取り込まれたテトラサイクリンが象牙質の中に沈着することによって起こります。

通常の歯と比較して、ホワイトニングの効果があらわれにくくなります

変色の程度が軽度から中程度の場合は、多少のホワイトニング効果は望めますが、重度の場合には、ホワイトニングで白くするのは難しいでしょう。

ホワイトニングで白くならないテトラサイクリン歯の色を改善したい場合には、ラミネートーベニアやセラミッククラウンなど、人工歯で修復する方法があります。

テトラサイクリン歯をホワイトニングする場合のポイント

テトラサイクリン歯の変色の程度が比較的軽い場合には、ホワイトニング効果が望めます。

ただし、通常の歯と比べて効果があらわれにくいので、1回の施術では効果を感じられないことがあります。

そのようなケースでは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングだけでなく、自宅で行うホームホワイトニングを併用して、効果を高めるのが良いでしょう。

また、テトラサイクリン歯特有の縞模様の色ムラやくすんだ色味がなかなか取れないことがあります。

歯科医師と歯の状態についてよく相談し、ホワイトニングを行うか、人工歯で修復する方法を行うかを選択しましょう。

外因性の変色 原因と対処法

歯の外側から起こる変色には、次の3つの原因が考えられます。それぞれの対処方法と合わせて解説します

飲食物による着色

コーヒーやお茶、色の濃い食べ物など、着床しやすい物を食べると、歯に着色が付きやすくなります。

また、喫煙をしている人は、“ヤニ”といわれる強い着色が付きやすくなります。

軽い着色であれは、歯の表面のクリーニングで、本来の白さに戻すことができますが、着色がエナメル質に浸透してしまっている場合には、ホワイトニングが必要です。

詰め物や被せ物の変色

虫歯の治療で、詰め物や被せ物をしている場合、経年劣化によって、変色を起こすことがあります。

特に保険内診療で使われるプラスチック素材は、経年劣化を起こしやすい材料です。

使用していくうちに、黄ばみが強くなってくることがあります。詰め物や被せ物を作り変えて対処します。

保険内のプラスチック製の被せ物は、再び変色を起こしやすいです。審美性・機能性を重視する場合には、セラミック製の詰め物・被せ物がおすすめです。

虫歯の進行による変色

虫歯になると、歯の色は黄色から茶色、黒色へと変化します。虫歯というと黒色のイメージが強いかもしれませんが、初期の虫歯は黄色っぽい色をしています。

虫歯は、進行するほど濃い色になり、神経にまで到達すると神経は壊死して、歯の内側からも変色を起こすようになります。早めに受診し、虫歯の治療をしましょう。

放置すると、見た目を損なうだけでなく、歯の寿命を縮めることにもなりかねません。

治療後の見た目が気になる場合には、審美性が高いセラミック素材の修復物を使うと、天然の歯のような自然な見た目になります。      

 修復物で変色を改善する方法

 神経が死んでしまった歯やテトラサイクリン歯の場合、審美性が高い人工的な修復物を使って、変色を改善する方法があります。

ラミネートベニアやセラミッククラウンを使えば、天然の歯のような自然な見た目にすることができます。

ラミネートベニア

歯の表面を薄く削り、薄いセラミックのシェルを貼り付けて、見た目を改善する治療法です。

セラミックのシェルは、付け爪のようなものをイメージするとわかりやすいでしょう。

セラミックは透明感があり、天然の歯のように見えるので、自然な見た目になります。テトラサイクリン歯の変色の改善などに効果的です。

セラミッククラウン

歯全体に、セラミックでできたクラウン(被せ物)を装着する方法です。

セラミックは、歯科治療で使われる陶材の一種で、自然の歯のような透明感と白さを再現することができる材料です。

ラミネートベニアよりも強度があります。

噛み合わせや歯軋りの影響で、ラミネートベニアができない場合や、神経が無い歯を白くしたい場合に効果的です。

まとめ

最後に、歯が変色する原因と対処方法をまとめます。

  • 加齢によるもの:ホワイトニングで歯を白くすることができます。
  • 神経が死んでしまった歯:ホワイトニングでは白くなりません。歯の内部に薬剤を入れて歯を白くするウォーキングブリーチが効果的です。歯が脆くなっている場合には、被せ物をして対応した方が良い場合があります。
  • テトラサイクリン歯:軽度から中程度の変色であれば、ホワイトニングで多少の変色の改善が望めます。重度の変色の場合には、ホワイトニングをしても改善は期待できないので、ラミネートベニアや被せ物で対応するのが良いです。
  • 飲食物による着色:ホワイトニングで歯を白くすることができます。
  • 詰め物や被せ物の変色:詰め物・被せ物を作り直して、変色を改善することができます。保険内のプラスチック素材は、変色しやすいので、見た目を重視する場合には、経年劣化がほとんどないセラミック素材がおすすめです。
  • 虫歯の進行による変色:早めに受診をして、虫歯の治療をする必要があります。治療後の見た目が気になる場合には、審美性の高いセラミック素材で修復するのが良いでしょう。
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