
タバコを習慣的に吸っていたり、タバコ休憩中にコーヒーを飲んだりすると歯は瞬く間に色が付き黄ばみや茶ばみが目立つようになります。
歯のクリーニングである程度は着色を除去することは可能ですが、ホワイトニングをすることでキレイで健康的な歯の色を取り戻すことができます。
ホワイトニングして歯を白くしたいという気持ちは強くても禁煙するのは簡単なことではありません。
また、喫煙は続けるけど歯の色は白くしていたいと思う方もいるかと思います。
今回は、ホワイトニング直後の制限中でもタバコを吸いたい方や、着色がしにくいと言われている電子タバコならホワイトニング中でもいいのか悩んでいる方へ向け施術中でも喫煙できる対処方法を紹介していきます。
Contents
ホワイトニング中にタバコがダメな理由
歯を白くしたい気持ちはあっても、タバコはやめられないという方は少なくありません。
ホワイトニングだけでなく、お口や身体の健康のために歯科医院では禁煙を推奨しています。
喫煙している方だと「もう知ってるよ!」とうんざりするお話かもしれませんが、タバコを吸うことで歯ぐきの中の酸素が失われてしまいます。これにより歯ぐきの色が茶色や赤黒い色に変色したり、歯周病の原因に繋がります。
そして歯の表面よりも裏側に頑丈な着色を残し、ホワイトニングでは落とせない汚れとなってしまいます。
ホワイトニングを進める中で、無視できないのが24時間~48時間の「着色要因の制限」です。食べ物や飲み物だけでなくタバコは絶対禁止となっています。
理由は、ホワイトニング施術後は薬剤の影響で歯の表面が弱くなっているからです。これにより、着色要因のあるものを口にすることで色が歯に染み込みやすく、白くなる予定が逆に変色してしまうからです。
ですが嗜好品を1日~2日我慢するのは簡単なようで喫煙者の方には酷だと考えています。
実際に施術中に吸ってしまったりホワイトニングを諦めてしまう方も多く、何か良い方法がないかと考えてみましたので、最後まで読んでいただければと思います!
施術方法で変わる禁煙時間
まずは、1日~2日なら禁煙できるかもと思っている方へホワイトニングの施術方法によって、どのくらい禁煙時間が変わるのかをまとめてみました。
オフィスホワイトニングの禁煙時間
オフィスホワイトニングはホワイトニングの中でも高濃度の薬剤で歯を漂白します。
高い効果を発揮することができ人気のホワイトニング方法ですが、飲食の制限も厳しく禁煙時間も24時間~48時間と長いです。
ホームホワイトングの禁煙時間
ホームホワイトニングは専用のトレーを使い自分自身で薬剤を流し込み歯を漂白していきます。
オフィスホワイトニングに比べると時間や日数はかかるのですが、通院できない方や自分のペースでホワイトニングをしたい方に人気のホワイトニング方法となっています。禁煙時間はトレーを外してから約6時間~7時間です。
トレーをつけている間は食べ物なども口にしにくく、喫煙者さんの中では「トレーをした状態でタバコを吸えば歯にダメージないかも」とトレーをつけた状態で施術中に喫煙する方がいます。
ですが、トレーがタバコのヤニで変色しあまり衛生的ではありません。
また、専用トレーといってもタバコの着色成分がトレーの中に入り込むことがありますので絶対にやめてほしい喫煙方法です。
デュアルホワイトニングの禁煙時間
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング両方の施術のいいとこどりしたホワイトニング方法です。
白くなる効果も高く、色戻りもしにくいためホワイトニングの工程が全て終わるまでに期間が2週間~1か月程度かかります。
禁煙時間は30分~1時間と短いので喫煙者の方も耐えれる時間かもしれませんね!
ただ、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングより価格が高いのが悩みどころです。
セルフホワイトニングの禁煙時間
上記のホワイトニング方法は歯科医院で行う施術です。
セルフホワイトニングは美容サロンやエステサロンなど気軽に施術できることから人気になってきた、新たなホワイトニング方法です。
セルフホワイトニングでは「施術後の飲食制限はありません」が魅力の1つです。施術後、歯の表面がツルツルになりコーティングされます。
なので着色汚れ要因を跳ね返してくれるので、施術後から何を食べても問題ないということです。そのためタバコを吸うことも問題ナシです。
どうしてもタバコを吸いたい時の対処方法
ホワイトニングをしたいけど我慢はしたくない!と思う方は少なくありません。
なので今回は施術後、どうしてもタバコを吸いたい時の対処方法をいくつか紹介していきます。
筆者は歯科衛生士なので強くオススメすることはできませんが、我慢をしたくないという気持ちもわかるので参考程度にお伝えします。
1本~3本までならギリOK
※あくまで主観的なものなので、自己責任でお願いします
本当は吸うのはダメです。ですが、どうしてもという場合には数本ならギリ大丈夫かなと思います。
吸い終わった後はすぐに歯を磨くようにしましょう。「ホワイトニング歯磨き粉」を使って磨くともっといいです。
オススメの歯磨き粉を以下で紹介いたします。
タバコによる着色を落としてくれるヤニケアに特化した人気の商品です。
アパガードは様々なホワイトニング歯磨き粉の商品を販売していて人気の歯磨き粉も沢山あるので、信頼できるブランドです。
ヤニを落としてヤニ臭さを除去してくれると人気の商品です。
パッケージのインパクトも気になる商品ですが、粒子が強いので毎日使わず週に2.3回の使用をオススメします。
電子タバコは吸ってもよい?
最近、従来の火をつけるタバコより人気になってきた電子タバコ。電子タバコの種類にもよりますが、アイコスやグローなどは加熱した時に発生するタールがほとんど出ないので歯が黄ばみにくいと言われています。
プルームテックなども同様に着色しないと言われています。
他にも液体を使った電子タバコなどもあり、タバコの葉っぱを使わない商品もありホワイトニング中に吸っても特に問題はありません。
アイコス・グロー・プルームテックはタバコ販売の会社から作られた商品なので従来のタバコと同様にニコチンが含まれています。
まとめ
今回はホワイトニング中のタバコについて紹介していきました。
あまり施術後の喫煙はオススメできませんが、ストレスを感じるのも嫌ですよね。
火をつけて吸う従来のタバコはヤニとなって着色しやすいので、どうしても吸いたい方には電子タバコをオススメします。
少しでもホワイトニング効果を優先したい方は、施術方法によって禁煙時間は異なるので自分の希望にあった方法を選んでみてもいいかもしれません。