妊娠中にホワイトニングは大丈夫?安全性を教えます!

キレイな白い歯は誰もが憧れますよね。

妊娠中でもきれいな歯を手に入れたくて、ホワイトニングをしたいと思っている人は多くいるはずです。

「赤ちゃんが生まれて忙しくなる前に、ホワイトニングを済ませたい!」
「つわりで歯が磨けなく、以前より歯が汚くなった気がして、ホワイトニングをしたい!」
「歯をキレイにして、気分をリフレッシュしたい!」

と思っている妊婦さんもいるかと思います。

しかし、妊娠中の方のホワイトニングはおすすめされていないことをご存知ですか?

この記事では、術者としても患者としても、ホワイトニング経験がある歯科衛生士の私が、妊娠中のホワイトニングについて説明していきます。

ホワイトニングの種類は3種類

妊娠とホワイトニングの関係性を説明する前に、ホワイトニングの種類から紹介します。

歯医者さんでできる、ホワイトニングは以下3種類あります。

  1. オフィスホワイトニング
  2. ホームホワイトニング
  3. デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングはその名の通り、歯医者さんで行うホワイトニングで、その日のうちに効果が分かります。

ホームホワイトニングは、歯医者さんでホワイトニング専用のマウスピースを作ってもらい、自宅でするホワイトニングです。

時間と期間がかかりゆっくりと白くなりますが、後戻りしにくく薬剤の濃度も低いため、歯に負担が少ない方法です。

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを合わせたホワイトニングの事です。

この3つのホワイトニングは、過酸化尿素や過酸化水素を薬剤に使用し歯を白くしていきます。

歯医者で行うホワイトニングには、必要不可欠な成分なのです。

ホワイトニングの薬剤の安全性は保証されてない

上記で説明した、過酸化尿素や過酸化水素ですが、実際の所はっきりとした安全性を得ていません

私は妊娠中の患者さんには、ホワイトニングをお断りしてきました。「安全」と言い切れない薬剤を、妊婦さんに使う事はできないためです。

お腹の赤ちゃんを事を考えるのなら、ホワイトニングはやめた方が良いでしょう。

ホワイトニングの途中で、妊娠が分かった患者さんもいましたが、直ぐにホワイトニングを中断しました。

出産後、赤ちゃんへの影響はありませんでしたが、安全性のデータがはっきりしていないホワイトニングを、妊婦さんにする事はできません。

授乳中のホワイトニングは安全?

「出産もしたし、そろそろホワイトニングをしたい!」と思っている、お母さんもいるかと思います。

しかし妊娠中と同様で、授乳中もホワイトニングの安全性が確立していないため、やめておいた方が良いでしょう。

妊娠中や授乳中に安全であるといったデータが無く、逆に害があると言うデータもありません。

どちらもはっきりしていないのは、おそらく妊婦や授乳中の人を、ホワイトニングの実験の対象にはできないため(人体実験はできない)です。

お子さんの事を1番に考えて、授乳が終わるまでホワイトニングは、避けた方が安全です。

ホワイトニング無しでも歯は白くなる!

妊婦や授乳中は、我慢する事が多いため、ストレスが溜まりますよね。

ホワイトニングも我慢する必要があるので、黄ばんだ自分の歯を見るたびに気分が沈んでしまいますよね。

しかし、その歯の黄ばみや茶色くなった色は、歯についた汚れだったりする事もあります。

クリーニングでキレイに出来る歯の汚れは、

  • プラーク
  • 歯石
  • タバコのヤニ
  • 茶渋
  • ワインやコーヒーなどのステイン

これらは、PMTCで汚れを取り除き、歯をキレイにする事ができます。

PMTCはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略でプロによる、徹底した歯のクリーニングの事です。

PMTCは歯の表面をツルツルに磨くので、終わった後の歯を見て、キレイさに驚く人が多いです。

また、汚れが付きにくくなるため、虫歯や歯周病の予防にもなります。

歯に汚れが付いている人や、しばらく歯のクリーニングをしてしていない人は、PMTCだけでも見違えるほど歯は十分に白くなります。

妊婦でもできるホワイトニングは無いの?

過酸化尿素や過酸化水素を使わず、歯を白くする方法は無いのでしょうか。

歯医者さんで行うホワイトニングとは少し違いますが、歯磨き粉やジェルなどでキレイにする事は可能です。

と言っても、本格的なホワイトニングではないので、気休め程度にはなります。

中でも、成分にポリリン酸ナトリウムが入っていると、汚れを浮かして落とす効果があるのでお勧めです。

歯磨き粉を選ぶときに1つ注意して欲しいのが、過度にヤニや着色を落とす事をアピールしている商品です。

これは、粒子の荒い研磨剤が沢山入っている可能性があり、歯や歯茎を傷つけます。

歯の表面が削れてザラザラになるため、余計に汚れが付きやすくなってしまうという悪循環を生みます。

まとめ

歯を白くする歯のホワイトニングは、1度はやってみたいという方が多くいます。

誰でもキレイな白い歯は、憧れですよね。

妊娠中でも、ホワイトニングをやってみたいという気持ちはわかります。

しかし、はっきりした安全性の証拠が無いため、妊娠中はホワイトニングは避ける方が良いでしょう。

妊娠さんはつわりで歯が磨けなかったり、ホルモンバランスで歯肉炎や歯周炎になりやすいので、定期的に歯の検診を受ける事が大切です。

ホワイトニングは妊娠中と授乳中は少し我慢して、歯の健康を維持する事を大切にしていきましょう。

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