
最近は歯を白くしたいという方が増えてきています。
その1つの方法として、ホワイトニングを考えている方、もしくはすでにホワイトニングをされている方もいるかと思います。
ホワイトニングをする上で、気になることはホワイトニングの効果を長持ちさせるにはどうすればいいのか?ではないでしょうか。
どこまで白くなるかについては、技術的な限界であったり、主観的な部分も大きいのですが、効果を長持ちさせるための方法はいくつかあります。
ここでは、ホワイトニング効果を長持ちさせる方法についてご紹介します。
Contents
歯の色を決める3つの要素
歯の色を決める要素が以下3つあります。
- 生活習慣による着色
- 加齢による着色
- 遺伝による歯の色
生活習慣による着色
コーヒー・お茶・カレー・ワイン等、着色性の強い飲食物を長期間摂取することで、歯の表面に付着するので、次第に黄ばんできます。
どうしても食事をしないといけない場合は、施術後30分はあけましょう。
また、表面の汚れであればクリーニングで取れますが、歯に染み込んだ着色はホワイトニングで白くします。
加齢による着色
年齢が上がるにつれ、徐々に歯の色が濃くなる傾向があります。
歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなり、その下の層にある象牙質の色が目立つためで、歯は黄褐色になってきます。
遺伝による歯の色
肌の色が人それぞれ異なるように、歯の色がもともと黄色っぽい方がいます。
ただ、ホワイトニングも時間や回数をかければ、日焼けと同じく、効果が出にくい人も徐々に白くなっていきます。
白くなりやすい歯、白くなりにくい歯は年齢によっても差があり、歯年齢が若いほど白くなりやすい傾向があります。
年をとると歯の組織が硬くなってホワイトニングの薬剤が歯の内部まで浸透しにくくなります。
ホワイトニング中は色ムラが急に出ることがあります。特に歯の石灰化が不全の場合やテトラサイクリン歯の場合はムラが強く出ることがあります。唾液の膜などでカバーされれば、落ち着いていきます。
ホワイトニングの効果を長く持続させるコツ
ホワイトニングの後に色がつくのは、加齢によるもの、遺伝的に本来の歯の色に戻ろうとすることいった、歯そのものの色の後戻りだけではなく、食事やヤニなどが歯の表面に付着することも原因です。
長続きさせるコツは6つあります。
- 定期的な歯のクリーニング
- 年に1~3回の再ホワイトニング
- 着色しやすいものを避ける
- すぐに歯磨きうsる
- ガムを噛む
- ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う
3か月おきの定期的な歯のクリーニングとフッ素塗布
3ヶ月おきを目安に、定期的に歯のクリーニングとフッ素塗布をしましょう。
後戻りの原因の1つは、歯のエナメル質の表面にある「ペリクル」という薄い膜に外部からの色素(ステイン)が沈着することですので、定期的な歯の清掃(PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)でも歯の白さをある程度維持することができます。
この時に、歯を強くするフッ素を塗布してもらいましょう。フッ素には歯の表面のコーティング作用があります。
これにより、着色物質が歯の中に入りづらくなります。フッ素は塗布後に唾液に溶け、そこから歯にしみ込んでいきます。
1~2か月をすぎると効果が半減してしまうため、そのあたりで歯のクリーニングと合わせてフッ素を塗布してもらうといいでしょう。
年に1~3回の再ホワイトニング
歯の色が元に戻ってしまってから再度ホワイトニングするよりも、少し後戻りをしたと思う時期に再ホワイトニングすると、ホワイトニング効果は長持ちします。歯への負担も少なく、早く簡単に白くなります。
後戻り防止のホワイトニングは、平均的な目安として、4か月おきくらいに行いましょう。
オフィスホワイトニングで1回程度、そしてホームホワイトニングで1週間程度連続使用すれば、ホワイトニング効果を持続することができます。
個人差や主観的な部分がありますので、歯科医師と相談して進めてください。
着色しやすいものの摂取を避ける
着色しやすいものの摂取を避けることをこころがけましょう。
ポリフェノールを多く含む食品(赤ワイン、大豆、ぶどう、ココア、チョコレートなど)、お茶、炭酸飲料(コーヒー、紅茶、ウーロン茶、コーラなど)、調味料(カレー、しょう油、ケチャップ、ソースなど)は歯の表面に沈着しやすい性質があります。
特に、ホワイトニング直後は着色しやすいので、なるべく避けましょう。
ホームホワイトニングの場合も使用するキットによりますが、トレイを外してから2時間経てば良いという薬剤もあれば、24時間ずっと避けるべき、という薬剤もあります。
すぐに歯磨きをする
色の濃い飲食物を摂った後は、歯の表面に付着した汚れが沈着する前に、しっかりと洗い流してしまうため、歯を磨くことも効果があります。
もし難しい場合は、うがいをしたり、水を飲むだけでも結果がかなり違ってきます。
ガムを噛んで唾液の自浄作用を促す
唾液には歯の汚れを落とす自浄作用があります。
仕事中、移動中にコーヒーや緑茶など、ステインがつきやすいものを飲んでしまった後は、ガムをかむことで唾液の分泌が促進されます。
ホームホワイトニングを続けたら、白い歯を維持できるの?
ホワイトニングの薬剤は、基本的に漂白成分を含んでおり、刺激の強い化学物質です。
使用し続けると、ダメージを受け続けることになるので、ホームホワイトニングは歯科医師の指導のもとで行いましょう。そして適切な使用方法を守るべきです。
使用しているホワイトニング剤によって、連続使用できる期間が異なりますが、ホワイトニングをしない休み期間を入れることが重要です。
ホワイトニングを長続きさせる歯磨き粉について
着色する恐れのある食べ物をさけるだけでなく、着色を防ぐ効果のある歯磨き粉を使いましょう。主なものを挙げます。
研磨材入りの歯磨き粉はなるべく避けましょう
研磨剤の入った歯磨き粉は、削ることで白くしています。
強く磨きすぎると汚れを落とすだけでなく歯が削れてしまい、かえって汚れが付きやすくなります。
また、冷たいものがしみる知覚過敏症を引き起こすこともあります。
ホワイトニングペンも同様ですので、使う場合はその点を注意してください。
まとめ
ホワイトニングの効果を長持ちさせる方法について紹介してきました。
ホワイトニングの施述にはお金がかかりますが、長持ちさせるための対策はお金をかけずにできます。
白くてきれいな歯を持続させるためにも、習慣としてとりいれてみましょう。