
口元美容として確立されてきたホワイトニング。
ここ数年でホワイトニングが一般的になってきており、検討している人も増えている印象です。
しかし、ホワイトニングには副作用があるのはご存知ですか?
施術前で検討しているひとはどんな副作用があるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、ホワイトニングの副作用について、また副作用をどう回避するかを解説していきます。
副作用をしっかりと把握して、安心してホワイトニングできるようにしましょう。
Contents
ホワイトニングの副作用は大きく2つ
ホワイトニングの副作用は大きく分けて以下の2つと言われています。
- 知覚過敏症状
- 歯の変色
それぞれ解説していきます。
歯がしみる「知覚過敏症状」
知覚過敏とは、簡単に言うと「歯がしみる」状態のことを指します。
分かりやすい例だと、アイスを噛むと歯がしみる。これも知覚過敏症状の1つです。
知覚過敏の症状は、キーンとした痛みで虫歯と違ってズキズキ痛みが続くわけではありません。
その都度、外部からの刺激で歯がキーンと痛むのです。
知覚過敏はなぜしみる?
歯の表面はエナメル質という硬い組織で覆われていて、その内部に象牙質という組織があり、象牙質の内部には神経があります。
エナメル質は硬い組織でありながら、摩耗といって歯ブラシで強く磨くと傷がつきやすく組織がすり減ってしまうのです。
エナメル質が健康な状態だとホワイトニングで使用する薬剤がしみることはありません。
しかし、エナメル質になにか不具合があると「副作用」として知覚過敏が症状として起きる場合があります。
エナメル質は摩耗の他にも、普段歯ぎしり癖がある場合や噛みしめ癖があるとすり減ったり歯が欠けたり表面に亀裂が入ったりします。
エナメル質の内部にある象牙質は柔らかい組織なので、エナメル質がすり減り象牙質が出ていると刺激を強く感じます。
歯科医院ではホワイトニング施術前に歯の表面に風をかけたり、知覚過敏症状の有無を調べてから施術に入ります。
万が一知覚過敏が考えられる場合は先に治療をしてからホワイトニングを始めてくれるので安心です。
歯に作用しやすい成分「過酸化水素」とは
歯科医院で使用するホワイトニング薬剤には「過酸化水素」が含まれています。
この過酸化水素がエナメル質内の着色原因と反応して歯の透明度をアップしてくれます。
これによって歯が白く見えホワイトニング効果が期待されるのです。
過酸化水素にも濃度があり、濃度が高いほど刺激も強く、ホワイトニング効果は高いです。
しかし上記で紹介したようにエナメル質に何か不具合があると刺激が加わり知覚過敏症状を引き起こす場合があります。
施術中や施術直後に起きる知覚過敏は数時間~数日間で治まるので問題はないのですが、気になる方は先生に過酸化水素濃度を低くしてもらえるか相談するのもアリです。
全然おかしなことではないので気にせずかかりつけの先生に相談してみましょう。
過酸化水素の濃度による変色
ホワイトニングの副作用として「変色」が挙げられます。
歯を白くするためにホワイトニングをするのに、変色してしまったら本末転倒ですよね。
変色は、ホワイトニング時に使用される過酸化水素によって引き起こされます。
通常であれば問題ありませんが、過酸化水素の濃度が濃すぎると強めにホワイトニングされてしまい、不自然な変色がおきるのです。
オフィスホワイトニング(お店でやるホワイトニング)の場合は濃度をしっかり管理してくれているので、心配する必要はありません。
ホームホワイトニングなどで自分でやる場合は注意する必要があります。
まとめ
ホワイトニングの副作用として「知覚過敏症状」と「変色」の2つを紹介しました。
知覚過敏は虫歯よりも起きやすい症状で誰もがなる可能性のある症状です。
特に普段から固めの歯ブラシで磨いている方はエナメル質が傷ついている可能性があるので要注意です。
知覚過敏症状は治療で改善されます。ホワイトニングを考えている方は先生に診断してもらい、知覚過敏症状の有無を見てもらいましょう。
知覚過敏を改善することで快適なホワイトニングの施術を受けることができます。