
「人は見た目が9割」と言われるほど、第一印象は見た目から判断されることが多いそうです。
その中でも口元が相手に与える印象は3割。結構大きい割合なのですが、口元と言うとほうれい線や口角のたるみを気にする方が多いようです。
しかし、口元の印象を大きく変えるのは「歯」なのです。
歯をキレイに保つことは印象にどのように影響を与えるのでしょうか。
今回は、口元からどのような印象を与えるのか、歯をキレイに保つために何をしておくべきなのか紹介していきたいと思います。
Contents
口元が教える「老け」のサインと「歯」の関係性
皆さんはお話をするとき、相手の目を見ながら口元の動きも気にかけお話ししていると思います。口元の動きや表情で相手の気持ちも読み取ることができます。
例えば、口角が下がっていれば「ちょっとイラついてる?」「何か不満だったかな」など不機嫌な印象を与えます。ですが口角が上がっているともちろん「笑顔」になっていることでしょう。
口元は口角だけでなく、ほうれい線のシワや潤いを失くした唇でも印象は変わります。ほうれい線シワやたるみがあると実年齢より上に見られることが多くなり、相手に老けた印象を与えてしまいます。
潤いがないガサガサした唇や、血色の悪い唇は「不健康」に見られてしまいます。
そして相手に嫌な印象を持たれる可能性が高いのが「歯」なのです。
歯の色が黄ばんでいたり、歯の表面に茶色っぽく着色していることや歯並びが悪い場合「不潔感」「だらしない」という印象を与えてしまうことがあります。
毎日ちゃんと歯を磨いてるのに真逆の印象を持たれてしまうのはとっても悲しいことですよね。
このように口元から相手に与える印象はとても大きく、気にしてケアをしっかりしている方とそうでない方の印象は大きく変わります。
「歯」が与える印象の差
「歯の色なんて気にする?」と思われている方も少なくないかと思います。
ですが「白い歯」と「黄色い歯」では与える印象は全く異なっています。
筆者は歯科衛生士なので、健康な歯を目指し「白い歯」「健康なお口の中」になるよう目的を持ってブラッシング指導やホワイトニングの施術しています。
とある機関が一般の方にアンケートを取ったところ「白い歯」と「黄色い歯」についてそれぞれこのような意見があったそうです。以下にまとめてみました。
「黄色い歯」が与える印象
- 不潔っぽく感じる
- 老けている感じがする
- だらしなく見える
- くすんで見える
- 不健康そうに感じる
「白い歯」が与える印象
- 清潔感がある
- 若々しく見える
- 私生活をきちんとしているように感じる
- 透明感がある
- 健康的に見える
やはり「黄色い歯」から持たれるイメージはあまりよくなく、相手にマイナスな印象を与えてしまいます。
対して、「白い歯」であることは、若くも清潔にも見てもらえて好印象を与えています。
何より歯の色でだらしなく見えたり、不潔感を与えてしまっていることは性別問わずいいことではありません。
そしてこれが仕事場や大切な場所での面談など、初対面の相手や好きになった人に与えているとすれば最悪です。
では口元の印象を変えるためには、まず何から始めるべきなのか次の章で詳しくお話ししていきたいと思います。
口元の印象を変えるための3つの方法
顔が美しい人の条件は顔の「下半分(鼻から口元)」が重要と言われています。
老けて見える人の特徴として
- 顔の下半分がたるんでいる
- 鼻の下が長い
- 歯の色が暗い
メリハリのある外国人の顔と違い、日本人は優しい顔なので上記のような顔は「のっぺりとした平面顔」に見えやすいのです。
日本人の顔の特徴を考えると、美しく見せるためには
- 顔の下半分がたるみなくスッキリしている
- 鼻の下が短く、唇がふっくらしている
- 歯の色が白い
ということがあげられます。
このためには口元にどのようなアプローチをしてあげることがよいのでしょうか?
マッサージ
まずは顔や口元のたるみを取るマッサージをしてあげることです。顔が引き締まりスッキリした印象を与えます。
「フェイスリフトアップ」というマッサージ方法があり、顔のたるみを持ち上げてシワを目立たせなくすることで見た目年齢を若く見せることが可能です。
口元が「老け」の原因を作るのは表情筋を使わなくなってきたことによる衰えと、顔のむくみを改善していないこと、紫外線によるダメージが考えられます。
マッサージを行うことで口元が上がり、表情が豊かになります。これは専門の方に施術してもらうことも良いですし、自分で毎日マッサージしても良いです。
自分でマッサージする場合は1回3分を毎日お風呂上り以降、何度やっても大丈夫です。
無理矢理チカラをいれなくても筋肉痛が起きたらマッサージが効いているということになります。
リップエステ
理想的な唇は、血色が良くふっくらとしていることです。
唇のふっくらした状態を整形で手に入れることもできるのですが、金額や施術の痛みから抵抗がある方にオススメなのがリップエステです。唇にも老廃物が溜まります。
リップエステで唇をマッサージすると血行が良くなり、唇がふっくらします。
また、乾燥したり老廃物が溜まると唇の皮が浮いてきてカサカサした状態になるので見た目にもよくありません。
リップエステは最近歯科医院でも施術をするところが増えてきていますが、自宅でリップクリームやワセリンなどで保湿した状態で軽く揉んだりしてあげることで改善することができます。
ホワイトニング
歯の黄ばみやくすみを削らず被せ物をせずに白くさせる方法で、美容法の一部として確立しつつあります。
歯科医院で施術する方法と、自宅で自分自身で施術する方法、美容サロンなどで薬剤や機械を使い施術するセルフホワイトニングと施術できる場所も方法も増えてきました。
即効性を求めるのであれば、歯科医院で施術する「オフィスホワイトニング」がオススメです。
歯科医師や歯科衛生士のみが取り扱うことができる高濃度の過酸化水素が含まれている薬剤を、歯の表面に塗布しライトを当てることで歯が白くなります。
また、何らかの要因で歯の色がグレーに変色して永久歯として生えてきた方もオフィスホワイトニングをすることで見た目は全く変わります。
自宅で施術する「ホームホワイトニング」は専用トレーに自分自身で薬剤を塗布し装着することで歯を白くする方法です。
白くなるまでに4週間ほどかかるのですが、自然な歯の白さにしてくれます。
ただ、歯科医院でのホワイトニングは金額が高いこともあります。
ホワイトニングの施術を受けるか迷っている方は一度、低価格で施術できる「セルフホワイトニング」を受けてみるのも良いかもしれません。
セルフホワイトニングも速効性があり、生え変わって来た時の永久歯の色まで白くすることが可能です。
「口元」や「歯」の印象で、自分のことを良くも悪くも見せます。
髪型や目元、体型だけでなく口元の印象を変えることがとっても大切なのです。
上記の印象を変える方法は、口元を若々しく、健康にみせてくれる方法ばかりなので、口元が気になる方は自分でケアしてみたり専門家の施術を受けてみましょう。
まとめ
今回は、口元の印象について紹介していきました。
目元や口元で第一印象がほぼ決まると言われていて、特に口元は印象付けに大きく関わってくるのです。
口元のシワやたるみ、歯の色から「老け」「不潔感」といったイメージを持たれるのは悲しいことですよね。
口元から与える印象を変える美容方法も多々あるので気になっている方は、今からでも遅くないのでケアを始めてみましょう!